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伊勢神宮では平成25年秋に「第62回神宮式年遷宮(ご遷宮)」が行われました。式年遷宮とは、式年として定められた20年に一度、内宮・外宮のご正宮や別宮などの建物を造り替え、神様にお遷りいただく伊勢神宮最大・最重要の神事です。

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式年遷宮では内宮の天照大御神、外宮の豊受大御神や神々の御装束神宝も全て一新されます。始まりは飛鳥時代、約1300年以上続く一大神事です。 式年遷宮は飛鳥時代、天武天皇が定め、次の持統天皇の時に第1回目が行われました。以後、戦国時代の一時期に120年間も修理だけで耐えたこともあり、また第二次世界大戦後は時期をずらせたこともありましたが、それらを除き20年に一度繰り返されてきました。今回は第62回を数えます。21世紀になって初めて迎える式年遷宮となります。

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式年遷宮では、約800種1600点の御装束神宝を古式により新しく作り殿内に納められます。古代のままに、その時代時代の最高の刀工、金工、漆工、織工などが最高の美術工芸家によって調製されます。 式年遷宮は、日本古来の建築や美術工芸の優れた技術を受け継ぎ、唯一無二の文化と魂を伝承するお祭りでもあるのです。

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